4/17 指は必ず動いてくれます
4/25 いまこそ倶楽部
4/15 心の綾
5/7 突然ふっと
5/18 伝染
6/9 初めての経験
6/11 ひと安心
6/12 呆れる
6/15 歯医者さんの往診
6/22 落ち込む
6/23 涙もろい
6/30 英語
7/1 気づく
7/8 ダイエットだ
7/11 ギックリ腰でも弾く
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2007年4月17日(火) 指は必ず動いてくれます |
今日は、第24回−60歳からのホームコンサート。
演奏後のティータイムでのこと。
「あなたにとって、ピアノは何ですか?」
という質問に、「男のお洒落」と答えたNちゃんの話で盛り上がりました。
他の生徒さんにも同じことをお聞きしたところ、
皆さん素敵なことをおっしゃるのでメモしておきました。
「第二の人生の出発点」
「心のアクセサリー」
「離れようとしても離れられない存在」
「生活の張り合い」
「心の親友」
「青春時代にもどしてくれるもの。その頃を思い出すの。恋とか…。」
「自分の生活に活力と潤いを与えてくれるもの」
「夢の楽器」
「心の友」
最高齢(89歳)の生徒さんの言葉が印象的でした。
「自分のレベルを見る手段。
たいていは、予想していたよりも行けるんです。
時間さえかければ、指は必ず動いてくれます。
5歩行って4歩下がり、また5歩行って4歩下がり…のくり返しです。」
2007年4月25日(水) いまこそ倶楽部 |
Nちゃんが載っているDVD誌
“いまこそ倶楽部 創刊号”を、送って頂きました。
生徒達が皆、とても良い表情、素敵な笑顔だったので嬉しくなりました。
これを見て、ピアノを始めようと思うシニアが、日本中のどこかにいれば嬉しいです。
(入手したい方は、ココ)
2007年4月15日() 心の綾 |
何年かぶりに大学時代の友人達と会いました。
彼女達との話題は、恋愛や結婚のことから家庭や育児のことに変わり、
最近は、少し解りかけた人間の奥深い部分、心のヒダ、心の綾・・・
そんなものに変わってきた気がします。
10年後、20年後、100歳になった時・・・人間はいったいどんなことを考えているのでしょうか。
2007年5月7日(月) 突然ふっと |
はるか昔のワンシーンを、
ぜんぜん関係ない時に、ふっと思い出すことってありますか?
最近、私の頭の中は、60歳からのピアノ指導のことばかりなのですが、
今日、お風呂に入っていたら、15年も前のワンシーンが突然浮かんできました。
そのころ習いにきていた小学生の生徒・・・ではなくて、その弟さんの姿です。
その弟(ヒデくん)はダウン症児なのですが、お姉ちゃんのホームコンサートについて来て、
自分も弾きたくなってしまいました。
そこで、エレクトーンのオートリズムをかけて弾かせてあげると、
酔いしれて熱演を始めました。
もちろんメチャクチャです。
でもそれが、すごくリズムに乗っていてカッコイイのです。
あれ、すごかったなあ・・・。
現代音楽の世界というか、普通の子には絶対出来ない演奏だった・・・。
(なぜ今頃、突然浮かんできたのか、わかりません。)
2007年5月18日(金) 伝染 |
65歳の生徒さんからの報告
「私がピアノを弾くと、主人が『気持ちが快適になる』って言うんです。
普段あまり褒めない人なのですが、これってすごい褒め言葉ですよね。
間違えてばかりの演奏でも、それでも良いみたいなんです。
ピアノを弾いている時の私が、穏やか〜な気持ちなので、
聞いている主人にも、それが伝染するのでしょうか。」
はしかは伝染しないでほしいけれど、こんな良い気持ちはどんどん伝染して欲しいです。
2007年6月9日(土) 初めての経験 |
今日、初めてFAXを送りました。
あ、もちろん日本なら経験あります。
でもオーストラリアなので、ちょっとドキドキしました。
International Society for Music Education
という学会の来年の大会テーマが「シニアと音楽」だったのです。
今まで音楽教育と言うと、幼児音楽とか学校の授業ばかりだったので、
「60歳以上のピアノ教育」がテーマの私としては、嬉しくなってしまいました。
わあ、行きたい…\(^-^)/
と思った気持ち、わかって頂けるでしょうか?
というわけで、まずは入会しようと申込書をFAXしたのでした。
ちゃんと届いたかしら・・・ドキドキ
2007年6月11日(月) ひと安心 |
ファクスが届いたか心配だったので、
確認のために片言英語でメールを出したら、
「確かに受け取った。」という返信が来ました。
よかった(^-^)ホッ
2007年6月12日(火) 呆れる |
「介護を食い物−コムスン会長。」という新聞の見出し。
なんということでしょう。
私もそうですが、
リタイアして年金暮らしの人を相手に仕事する場合、
あまり多くの報酬は頂かないものです。
自分でテキストを作成し、楽器を揃え、
指導法をもっと研究しようと大学院に行き、
良い指導をしたいと思えば思うほど、収入より支出の方が増え…。
コムスン会長は介護保険を餌に、豪邸、ジェット機、贅沢三昧…
などと聞くと、呆れて、ため息が出てしまいます。ああ・・・
2007年6月15日(金) 歯医者さんの往診 |
病院に入院しているおばあちゃんが、
夜、コップの中に入れ歯を浸して寝ました。
翌朝、起きてコップを見ると、
水の中の入れ歯が消えていたそうです。(まるでミステリー)
とにかく歯がないと食べられないので、新しい入れ歯を作らなくてはなりません。
でも寝たきりの彼女を歯科医に連れていくのは至難の業。
色々調べたら、なんと「往診して下さる歯医者さん」というのがありました。
本当に有難いです。
2007年6月22日(金) 落ち込む |
今日は、研究のことで落ち込んでいました。
「私は、どんな指導や研究をしたいのだろう?」
と、一人だけでじっくり考えたい心境です。
2007年6月23日(土) 涙もろい |
シニアが弾いてみたい人気曲の一つに、「禁じられた遊び」があります。
その曲を習っている生徒さんの一人が、映画「禁じられた遊び」のDVDを貸してくださいました。
私は、曲は知っているものの、映像を見るのは初めて。
可哀想なストーリーだけでなく、この曲のメロディーにも心を動かされ、
見終わると、涙ボロボロ・・・。
このごろ私、涙もろいようです。
2007年6月30日(土) 英語 |
「音楽とシニア」という来年の大会テーマに惹かれて
学会に申し込んだものの、そこで話される言語は英語。
英語なんて、すっかり忘れてしまったので、これからお勉強しなくては…。
・先輩からコピーさせて頂いたAcademic Englishのプリントを読もう。
・近くの公民館で、週一回ネイティブアメリカンの英語に触れよう。
・毎日、英会話CDを聴こう。
今頃、まさか英語をお勉強するなんて思ってもいませんでした。
2007年7月1日(日) 気づく |
今年、自治会のお当番が回ってきました。
今日は、自治会費2400円を各戸から集めに行きました。
ところが、集めなければならないのは、なんと55軒。
1万円札を出すお宅が3軒続いたら、つり銭が無くなってしまい家まで取りに戻ったり、
何度行ってもお留守のお宅があったり、結構たいへん。
つり銭が必要ないように丁度の額を、玄関先にきちんと用意してあったお宅もありました。
そういう方達はなぜか皆さん、私より年配のシニアの方ばかり。
ピアノの月謝のことで私がいつも何の苦労もしていないのは、
生徒さん達の年の功だったのだと、改めて気づきました。
2007年7月8日(日) ダイエットだ |
先日、自治会費を集めに回っている時、ある家でこのように言われました。
ご近所さん:「太られました?」
私:「は、はい。8kgくらい。」」
ご近所さん:「八年位前に会った時、もっとスラッとした方かと思ったのですが…。」
私:「う(^-^;;;(言葉が出ない)」
大学院に行くようになってからプールに行く時間がとれなくなってしまい、
消費カロリーより摂取カロリーが上回り、まるで・・・オバサン体型。
体格指数BMIというのを見たら、普通範囲をこえ「過体重」。
肥満は、血液の流れも悪くなり、骨も弱くなり、将来は「寝たきり」になる確率が高いとか。
まずい!!
このままでは、ピアノ生徒さんのような素敵なシニアライフは来ないのね。
元の体重に戻さなくちゃ。
と思い、「健康にやせたい人の低カロリーお料理本」と「なんとかステッパー」を入手。
本に、こう書いてありました。
「ダイエット宣言すれば、失敗すると恥ずかしいので頑張る。」
そうかぁ・・・。では、web上で宣言!
(^-^)/6ヶ月で6キロダイエットします。
1ヶ月ごと、日記の端に減った重さを書いておこうっと(コッソリ)
2007年7月11日(水) ギックリ腰でも弾く |
76歳の生徒さんの個人チェックをしている時でした。
演奏している彼女の背中のあたりで、ポキッという小さな音。
彼女は、曲の最後まで弾き終わり、(><)ウーッと息をこらえて言いました。
「先生〜、ギックリ腰になっちゃいました〜。(><)イターッ 」
おどろく私。
(@_@)エッ?だ、大丈夫でしょうか?どうしよう・・・。
すると、彼女は自分の手で背中をグーッと押して、しばらくすると、
「ああ、ちょっと良くなりました。」
と言って、ピアノの椅子から立ち上がりました。
ああ、驚いた。ギックリ腰って、簡単になって、簡単に治るのですね。
普段から姿勢が気にはなっていたのですが、
年とともに背中は丸くなるものだし、あまり何度も言われては嫌でしょうし・・・。
と、見過ごしていたのでした。
やはり「背筋、まっすぐ!」と、言ってあげるべきでした。
それにしても、痛いのに最後まで曲を弾き切ったところが、すごい!!